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2月に入りそろそろ気になるのが花粉。今年は例年以上に飛散量が多いと予想
されています。これまで花粉症とは無縁だった方も今年は要注意かも!?
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【あなたも発症の可能性アリ!】
2月頃から飛散するスギ・ヒノキ花粉は、前年の夏の気候に影響を受けるとい
われます。昨年は猛暑が続き日照時間が長かったため、今年の花粉量は例年以
上、地域によっては昨年の十倍近い飛散量が予測されています。
そのため、これまで症状がなかったり軽症だったために花粉症の自覚がなかっ
た人にも、症状が強く出る可能性が増えてきます。特に花粉症以外のアレルギ
ー疾患のある方や、自分自身にはなくとも家族になんらかのアレルギーがある
方は要注意!長年花粉症を経験していればシーズンを迎える前に心構えや準備
ができますが、未経験者はそうもいきません。
また、花粉症の初期症状はくしゃみや鼻水、頭痛など風邪の症状と似ているた
め、初めは気づきにくく重症化するケースも。
少しでも異変を感じたら、早めの受診を心がけましょう。
【花粉症かな?と感じたら】
花粉症対策の効果は、病院での治療と日常生活でのセルフケアの組み合わせに
よって違いが出てきます。
それぞれにおいて適切な処置をすることが重要です。
☆まずは病院へ
くしゃみや鼻水、鼻づまりがひどければ耳鼻咽喉科を、目のかゆみがひどけれ
ば眼科を受診しましょう。それ以外の症状も気になる場合はアレルギー科、内
科での受診も可能です。血液検査を受けて花粉症との診断が出たら、症状に合
った薬を処方してもらいます。
☆生活習慣の見直しを
免疫力を高めるためにも夜更かしを避け十分に睡眠を取ります。
鼻の粘膜を正常に保つために飲酒や喫煙は控え、栄養バランスを考えた食事を
心がけます。
☆花粉情報に注意する
花粉は毎日同じ量が飛散するのではなく、日によってかなりの差があります。
最盛期には、そのシーズンに予測される総花粉量の30〜60%が数日の間に飛散
するともいわれます。この期間だけでも外出を控えれば、症状の悪化を防止す
ることができます。そのためにも気象情報や花粉情報などのこまめな情報収集
がカギとなります。
【とにかく花粉は持ち込まない】
とはいうものの、シーズン中ずっと外出をせずに閉じこもっているなんてこと
は不可能。できるだけ外出中は花粉を吸わないようにし、家に花粉を持ち込ま
ないように工夫しましょう。
☆外出時には
・使い捨てマスクや帽子の着用
・コンタクトレンズよりもメガネを使用
・花粉のつきやすいウール類の上着は避け、ポリエステルなど化学繊維のコー
ト類を着用
☆帰宅時には
・玄関で花粉をしっかりと払い、うがいと洗顔をする
・洗顔後に、眼の洗浄や鼻洗浄も取り入れる。花粉症対策関連の市販品が数多
くあるので、自分の症状に合ったものを選ぶこと
・こまめに掃除をして、家の中にほこりや花粉をためないようにする
・洗濯物は花粉をよくはたいてから取り込む
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今年花粉症デビューしてしまった場合も悲観はしないで。翌年からは飛散が始
まる二週間前までに受診し治療計画を立てることで症状を軽くすることも可能
です。しっかり予防し対策をすることで、上手に花粉症と付き合いましょう。
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