ひだまり通信

ユーアイライフのブログ

献血の正しい知識。

2011年4月1日 金曜日 | お役立ちコラム

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未曾有の被害をもたらした東日本大震災から約1ヶ月。
被災地の方々を思うと胸が痛みます。
現地での救援活動や募金など私たちに協力できることはたくさんありますが、
献血もそのひとつ。今回は献血についての情報をお届けします。
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【献血って痛い?怖い?めんどう?】
献血は、健康であれば身体への影響はほとんどありません。人間の血液量は体
重の約13分の1といわれ、その血液量の12%を献血しても医学的には問題があ
りません。
日本赤十字社の献血は献血者の身体への影響を十分に考慮した基準で行ってい
るので、安全に献血をすることができます。
痛みも注射針を指す瞬間にチクっとする程度。採血中はテレビや音楽を楽しめ
る献血ルームもあるので、リラックスして受けることができます。
採血に要する時間は献血の種類によって変わりますが、200ml献血や400ml献血
であればおよそ10〜15分間程度。成分献血の場合は特定の成分だけを採血して
赤血球は体内に戻すため、40〜90分間と若干時間がかかりますが、テレビやビ
デオを視聴していれば思いのほかあっという間と感じられるでしょう。

 

【献血後の過ごし方】
安全とはいえ、献血後すぐに走り回るのはNG!少なくとも10分間以上、車を運
転する場合には30分間以上の休憩を取るようにしてください。トイレも休憩後
に行くのがベターです。献血終了後は休憩室で休むように指示されます。ジュ
ースやお茶などのドリンク類やお菓子も用意されていますので、そこでゆっく
りと休憩し十分な水分補給をしましょう。
休憩直後の喫煙や飲酒、激しいスポーツは控えます。入浴は2時間以上経過し
てから。サウナは当日禁止です。
献血当日の体調によっては、まれに採血の数時間後に気分が悪くなったりめま
いを起こすことがあります。その場合はすぐに座るか横になりましょう。30分
間ほど安静を保てば軽快します。

 

【こんな場合には献血できない】
いくら当日に元気でも献血ができない場合があります。
以下に該当する方は献血ができません。

 

・心臓病、悪性腫瘍、けいれん性疾患、血液疾患、ぜんそく、脳卒中など特定
 の病気にかかったことがある方
・妊娠中、授乳中、出産や流産後6ヶ月間以内の方
・特定の薬を服用している方
・エイズ、肝炎などのウイルス保持者、またはそれと疑われる方
・輸血歴、臓器移植歴のある方
・1年以内にピアスの穴をあけた方
・1年以内にいれずみを入れた方
・一定期間内に予防接種を受けた方
・出血を伴う歯科治療(歯石除去を含む)して3日間以内の方
・海外から帰国後4週間以内の方
・1980年以降、ヨーロッパの対象国に滞在した方
・クロイツフェルト・ヤコブ病(CJD)の方、またはそれと疑われる方

※各詳細については日本赤十字社のサイトや献血会場にてご確認ください。

 

そのほか、過度の睡眠不足や空腹時、ひどい二日酔い、発熱時は献血できませ
ん。なお、献血は検査が目的ではありません。エイズウイルスや肝炎ウイルス
梅毒感染の不安がある場合には、それぞれの検査施設や医療機関に問い合わせ
ましょう。

 

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献血は、命を救うボランティア。被災地から遠く離れた場所にいても、経済的
な支援が難しくとも、健康であれば貢献できる活動です。定期的に献血を行っ
ている方はもちろん、初めての方も、この機会に献血をしてみませんか?
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