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6月4日は虫歯予防デー。毎日数回の歯磨きを何十年と続けているにも関わら
ず、ブラッシングのテクニックはほとんど上達していない人も少なくないでし
ょう。口臭や歯周病を防ぐためにも、正しい歯磨き方法を覚えませんか?
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【いつ、何度磨くのがベスト?】
虫歯の最大の原因であるプラーク(歯垢)を取り除くために、毎食後3分以内
に3分間以上かけて磨きましょう。(ただし、酸味の強いフルーツなど酸性の
ものを食べた場合には30分〜1時間ほど経ってから磨いたほうがよいという見
解もあります。)それに加えて、睡眠中に唾液の分泌が減って細菌の活動が活
発になるため、おやすみ前にもう一度磨くのがベスト。一日の総仕上げとして
就寝前の歯磨きを最も丁寧にするべきだといわれています。
【歯ブラシや歯磨き粉はどれがいい?】
歯ブラシはたくさんの種類がありますし、歯の大きさや歯並び、歯肉の状態に
よって人それぞれ合うものは違います。ただし、あまり毛先が硬いものやヘッ
ドが大きいものは避けたほうがよいでしょう。歯と歯の間に毛先が入りにくか
ったり、奥まで届かず磨き残しができやすいためです。また、歯ブラシは毛先
が開いてしまうと上手に磨けません。1〜2ヶ月おきに交換してください。
虫歯予防には、フッ素入り歯磨き粉を使いましょう。昔は歯磨き粉は少なめに
使用するよう推奨されていましたが、フッ素入り歯磨き粉は1回の歯磨きに1g
以上(歯ブラシのヘッドの3分の2程度)使用します。
効果を保つために、最後のうがいは軽めにしてくださいね。
【正しいブラッシング法とは】
やさしく丁寧にブラッシングするためにも、歯ブラシはペンを持つときと同じ
ように握りましょう。毛先を歯と歯の間、歯と歯肉の境目にしっかりとあて、
小刻みに20往復ほど動かしながら、1本ずつ磨きます。特に男性は、ゴシゴシ
と勢いよく歯磨きをする傾向にありますが、これは間違い。歯ブラシの毛先が
広がらない程度の軽い力で磨きましょう。
歯の表、裏、噛み合わせ部分をそれぞれ磨きますが、上下や前、奥などランダ
ムにブラッシングをすると磨き残しを作りやすくなるので、一筆書きのように
一定の順番を守って磨くのがベターです。
歯間や歯と歯肉の境目、最も奥の歯などは歯垢がつきやすい場所ですので、特
に丁寧に。慣れるまでは鏡を見ながらブラッシングすると、コツがつかみやす
いでしょう。
きちんと磨けているのか不安な人は、歯垢染色剤を使ってみては?磨き残しが
はっきりと目に見えるため、自分のブラッシングの癖や必要な力加減を知るこ
とができますよ。
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さらにフロスや歯間ブラシをプラスして、半年に一度、歯医者で定期健診を受
ければ完璧!虫歯に悩まされる確率はグンと減ります。
清潔感あふれる歯は最強の宝物ですよ!
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