ひだまり通信

ユーアイライフのブログ

ホントは『No』なのに!上手に断る方法とは?

2011年11月1日 火曜日 | お役立ちコラム

———————————————————————-
日本人は、“断る”行為が苦手といわれます。
けれど、日常生活において「Yes」か「No」の選択を迫られる機会は少なくありません。
相手の気分を害さず、自分も後ろめたくなく、上手に断る方法をご紹介します。
———————————————————————-

 

【ビジネスにおける上手な「No」】
急な残業依頼や、自分の範囲外の仕事を頼まれた場合。本心では断りたいのに、実際は引き受けてしまう人も少なくないでしょう。余力があればそれでもかまいませんが、無理を重ねた挙句、結局は迷惑をかけてしまうという最悪な結果を招くことも…。
正当な理由があるならば、きちんと断るのもマナーのうちです。ただし、何の説明もなく「できません」「無理です」だけでは角が立ち、相手も感情的になりかねません。
必ず「No」の明確な理由を伝え、その上で代替案を提示しましょう。たとえば「明日朝に提出の企画書があるので今日は無理ですが、明日の午後からなら時間を取れます」「今夜は○時から外せない所用があるので、全部引き受けることはできませんが、半分ならできます」という具合です。
さらに、否定的なニュアンスを和らげるために、「申し訳ありませんが」「心苦しいのですが」などのひと言を最初に添えるとベターです。

 

【プライベートな誘いへの「No」】
仕事上での取引先やクライアント、深いつき合いを避けたい知人などから、個人的な食事などに誘われた場合。今後を考えるとないがしろにはできないけれども、できれば断りたいという状況でしょう。「そうですね?」などと曖昧にはぐらかしがちですが、本意が伝わらず、何度も同じ誘いを受ける可能性もあります。
誘いに応じる気持ちがないのであれば、はっきりと、けれども丁寧に断る勇気が必要です。
まずは、誘ってくれたことに対するお礼を述べ、続けて断りの意思を伝えます。「お誘いありがとうございます。けれど、その日はすでに予定がありまして…申し訳ありません」「ありがとうございます。折角なのですが、仕事が立て込んでおりご一緒できそうにありません」と、あくまで丁寧に対応しましょう。
「断るのが面倒だから、一回だけ…」と不本意ながらOKするのは考えモノ。特にアルコールの入る夜の会食や、先方との二人きりというシチュエーションは、相手だけでなく周囲にも誤解を招くもとになるので、慎重に。

 

【セールスに対する「No」】
街頭でのキャッチや訪問販売、電話勧誘など、毎日のようにセールスに接する機会があるのではないでしょうか?相手はセールスのプロ。「急いでますから」「来客中なので…」などの中途半端な断りでは通用しないケースもあります。
新聞や宗教、化粧品の勧誘などには、「夫(妻)が○○新聞しか読まないと決めているので」「ずっと信じている宗教がありますから」「色々試したけど、私には○○しか合わない」など、すでに決まったものがあることをアピールするのが有効です。
マンションや株、宝石のセールスには、「夫が不動産業です」「親戚が証券会社におりますので」など、身内に同業者がいるように装う方法があります。高価な商品のセールスには「興味がない」というよりも、「まったく金銭的な余裕がなく無理です」と断るほうがベターです。
半ば脅しのような電話勧誘や、玄関から立ち去ろうとしない悪質な訪問販売には、毅然とした態度で接します。場合によっては「警察に通報しますよ」くらいの強気も必要。要注意なのは「結構です」「いいです」という断り方。悪意をもって、承諾・OKの意味に捉えられる可能性があります。断りの言葉は、「興味ありません」「要りません」と伝えましょう。

 

———————————————————————-
人に好かれたい、相手を怒らせたくない、などの心理が、「No」のひと言を飲み込ませてしまいます。
しかし本来、人は「No」そのもので気分を害するのではなく、その理由や物言いで判断するもの。
Yesマンにならないためにも、スマートに断る勇気は必要です。
———————————————————————-